毎年10月14日に川越氷川神社が執行する「大例祭」「神幸祭」「山車行事」が起源となっています。1648年江戸時代に祭りが奨励されたことにより、町衆も山車に随行するようになりました。
現在は毎年10月中旬の土曜日、日曜日に「川越まつり」として、毎年10万人ほどの観光客が集まる秋祭りとなっています。
~川越まつりの見どころ~
見事な彫刻と豪華な刺繍幕で覆われた山車は各町でそれぞれの特徴がありあます。山車の頂上には町のシンボルとなる人形がそびえ立っています。
<昼:山車の曳き回し>
午後2時ごろ川越市役所に山車が大集合します。最大で30台、圧巻です。その後、山車の曳き回しが行われます。山車の上でのお囃子や踊りがまつりをより一層華やかにします。
<夜:宵山 曳っかわせ>
夜になると提灯に灯りが灯り、幻想的なまつりの夜が始まります。山車の曳き回しが市内で一斉に行われ、最大のクライマックスは「曳っかわせ(ひっかわせ)」です。山車どおしが鉢合せると、お互いが正面で向き合い、お囃子と踊りの競演が行われます。それぞれが別のお囃子、踊りを披露します。町衆が提灯を片手に山車の下で掛け声をかけ、まつりの興奮は最高潮を迎えます。
曳っかわせの様子
まつり人、町衆の着物はそれぞれの町によって特徴があります。着物を見れば、どの町の人かわかります。片腕を脱いで華やかな襦袢を見せるのも、粋な着こなしです。
また、山車の前を練り歩く女性町衆の衣装も華やかです。手古舞(てこまい)と言われ、江戸時代は芸者衆が祭りに参加するために男装したのが始まりです。